雰囲気も大事
先日、京都へ「普茶料理」を食べに行ってきました。
普茶料理(ふちゃりょうり)とは…
江戸時代初期に中国から京に伝わった精進料理で、
葛と植物油を多く使った濃厚な味、
卓を囲み大皿に乗った料理を各人が取り分けるのが特徴。
4人で1卓を囲み大皿に盛り付けた料理を平等に取り分けて食べるのが
作法とされている。
精進料理なので、もちろん肉も魚もありません。
上の写真、右隅にあるのは桜エビを模した紅しょうがでした。
食べられる蘭の花があることを初めて知りました。
説明にあるように、味付けはしっかりしていて
精進料理=あっさりしていて物足りない…と思っていた私には
嬉しいビックリでした。
上の写真の「くりもどき」
中身はさつま芋なのですが、外側のイガは何だと思いますか?
答えは茶そばです。
さつま芋あんに茶そばをさして揚げたものだそうで、
パリパリで香ばしくて美味しかったです。
お手洗いの隣には、手水鉢が…
ここで手を洗います。京都っぽいです。
(石鹸がないなぁと思ったのですが、すぐ側にアルコール消毒液が置いてありました)
味の良さに加えて雰囲気が最高で、大満足の〝初・普茶料理〟でした。